トマト

名前 | トマト |
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科名 | ナス科 |
主な品種 | 大玉(甘太郎、桃太郎はるか、瑞栄、サンロード)中玉(レッドオーレ、フルティカ)小玉(プチエール、小鈴SP) |
元肥・追肥(10㎡) | 元肥(1.4kg) 追肥(0.3kg) |
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育て方
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植え付け
トマトは、病気にかかりやすいので、病気に強い接木苗がおススメです。うね幅1m、株間40cmに植え穴を掘り、苗をポットから根鉢を崩さないように抜き、根鉢とうねの上面が同じ高さになるように植え付けます。
植え付けた後、水をたっぷりと与え、仮支柱を立てます。根を傷つけないように根元から少し離し斜めに立ててから、ひもで苗と仮支柱を結びます。
誘引・整枝
株がよく根づいたら、本支柱を立てます。支柱は1.5〜2mぐらいの支柱を使い、2条植えなら、外側に支柱を立て、交差させてから合掌式にし、横に棒を渡し頑丈にします。主枝と葉の間からわき芽(側枝)が出てくるので、わき芽は全て摘み取り、主枝1本にします。また、主枝が本支柱と同じくらいの高さになったら、主枝の生長点を摘心して成長を止めましょう。

ホルモン処理・追肥
確実に着果させるために、最初の段の花房の花が咲いたところに、市販の着果促進剤(トマトトーン)をかけます。何度もかけるとホルモン障害を起こすので1度だけにします。追肥は、1段目が着果した後、化成肥料1株あたり大さじ1杯あたえます。様子を見ながら2週間に1回程度行います。
収穫
花が咲いてから、大体40日程度で、実が赤くなってきます。実全体が、赤く染まってくると収穫適期です。
また、収穫適期を逃してしまうと実が割れてしまうので気をつけましょう。
栽培のポイント
トマトは茎葉と実のバランスが難しい野菜です。茎葉ばかりに栄養がいくと、実が成長せず、実ばかりに栄養がいくと茎葉が伸びずに収量が少なくなります。これを防ぐためには、1段目の実を確実に実らせることがポイントとなります。市販の着果促進剤を使用すると良いでしょう。
また、植え付け後の中耕はしません。中耕をすると根を傷つけ、栄養を吸収出来なくなったり、病気になるおそれがあります。
追肥は、順調に育っているのに与えてしまうと、茎葉ばかり育ってしまう「樹ぼけ」の原因になってしまいます。追肥は様子を見ながら少しずつ与えましょう。
「トマト黄化葉巻病」は植物のウイルス病です。コナジラミ類(体長は約1mm、白色)がウィルスを媒介します。まん延すると、県内でのトマト栽培が出来なくなる恐れがあり、トマト農家に大きな被害を与えてしまう可能性があります。
発病すると葉の上位部分が黄化し葉巻症状が見られます。このような症状が見られたら、すぐに抜き取り、ビニール袋等などに入れて密封し完全に枯らしてください。また、不明な点があられましたら最寄りのJA営農センターまでご相談下さい。
家庭菜園でトマト、ミニトマトを栽培される際には、「トマト黄化葉巻病」に十分ご注意下さい。皆さまのご理解・ご協力をお願いいたします。なお、「トマト黄化葉巻病」に感染したトマトを食べても、人の健康に影響はありません。