キュウリ新技術追求 旭日単光章 山口仁司さん
きゅうり作りが盛んな朝日町に生まれ50年近くきゅうりと向き合ってきた。現在はみどり地区トレーニングファームでキュウリの生産部会講師として研修生に指導をしている。まさか自分が叙勲を受けるとは思ってもいなかった。
そして若い人が農業をしたいと思いこんなにも研修に来てくれるとも思ってもいなかった。
佐賀県内の平均10㌃収量は20㌧程度だが教え子の中には多くて40㌧出荷している人もいる。教え子が結果を残せてよかったと聞くのがなによりも幸せだ。
これまで県内外問わず色んな地域を回ってキュウリ栽培について多くのことを学んできた。ハウスの環境を整える技術についてもそこで学び、取り入れたが初めは指導員にも環境を整えるメリットについて理解を得ることが難しかった。今では結果を出したことで理解を得ることができ、普及することができた。これからも新しい栽培技術に挑戦し、新しい気付きを得ることが楽しみだ。
今の農家は猛暑や物価高で大変な時も多い。だからこそビジネスチャンスだと思って頑張ってほしい。
これからも講師として、農業を始める担い手に知識を還元し、キュウリ栽培をしてよかったと思ってほしい。
そして、佐賀県が長く続くキュウリ産地として頑張ってほしい。
P=山口仁司さんと研修生