一足早い田植え開始 七夕こしひかり
【さが】JAさが白石地区のブランド米「七夕こしひかり」の田植えが、5日から開始した。旧歴の七夕の時期にあたる8月上旬に収穫し、県内で最も早く出荷する。盆前に出回る新米として希少価値が高く県内外から高い人気を得ている。
早期米の「七夕こしひかり」は同地区で1990年から栽培が始まった。減農薬・減化学肥料栽培を行うことで県の特別栽培農産物表示制度に登録している。25年度は、生産者213人で約130㌶を栽培。出荷量は約500㌧を見込んでいる。
7日に田植えをした同地区特別栽培米部会の山崎利幸部会長は、約4㌶を栽培している。交流サイト(SNS)で作業風景を発信するなど「七夕こしひかり」のPRに力を入れる。
山崎部会長は「近年カモによる食害が増えている。田植え後の1、2週間の対策が重要。対応をしっかりし、消費者に美味しい米を食べてほしい」と思いを語った。