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タマネギ生産拡大向け 若手生産者が研修

【さが・杵藤】241011タマネギ生産拡大向け 若手生産者が研修・白石町 管理作業や高温対策を共有_2.JPG
 県やJA、生産者団体などで構成する「佐賀県たまねぎ生産拡大対策会議」は10月中旬、タマネギを栽培する県内の若手生産者を対象に、現地研修会を白石町で開いた。2圃場(ほじょう)を巡回しながら、苗の生育状況や今後の管理などを意見交換した。
 近年、8~9月の育苗期に30度を超える日が続き、発芽率の低下につながっていることから、研修先で取り組んでいる高温対策などを視察。各産地の高温対策や現在の灌水量なども共有し、天候に合わせた管理に向けて意識を高めた。
 室内研修では、県農業技術防除センターから腐敗球を出さない管理として「適正な施肥による大玉比率の抑制や、べと病・アザミウマの徹底した防除が重要」とポイントを解説した。その他、県農業試験研究センターの土壌・肥料研究担当者が、牛糞堆肥を活用した肥料コストの低減が見込まれる技術も紹介した。
 同会議は、県内の主要農作物であるタマネギの生産を拡大する上で必要な「作付面積の拡大」「単価向上」「反収向上」を目標に活動を展開。次回は、今年8月に実施した北海道視察の報告会を来年1月予定している。