県茶共進会 最優秀賞に白川さん、田中さん・嬉野市 ブランド確立を宣言
佐賀県茶生産振興協議会は2月7日、2024年度佐賀県茶業振興大会をJAさが嬉野支所で開いた。茶業関係者ら約80人が参加。24年度佐賀県茶共進会で最優秀賞に輝いた「荒茶の部」の白川稔さん(嬉野市)や「茶園の部」の田中勝也さん(同市)など受賞者を表彰した。
荒茶の部には、蒸し製玉緑茶と釜炒り茶の2部門に計100点の出品があり、茶葉の外観やお茶を入れたときの味などを審査。最優秀賞に輝いた白川さんが生産したお茶は、同年度に開かれた全国茶品評会の蒸し製玉緑茶部門で最高賞の農林水産大臣賞も獲得した。
茶園の部では、嬉野や武雄、唐津の3市にある茶園24カ所の管理の出来高を審査した。最優秀賞に輝いた田中さんは「生産性向上を図る茶園管理を実践し、全国茶品評会での上位入賞を目指したい」と語った。
大会では、26年度に開かれる「全国お茶まつり佐賀大会」に向け、ブランド確立に取り組むなどの大会宣言を決議した。23年度に全国お茶まつりを開催した福岡県茶生産組合連合会の仁田原寿一理事による茶業振興に向けた事例報告の講演あった。