これからの担い手に期待を込めて
佐城エリアは、豊かな土地条件を活かした米・麦・大豆の二毛作と施設・露地の園芸部門を組み合わせた複合経営が盛んで、中山間地域ではみかんを始めとした果樹栽培と畜産経営が展開されている。また、ホウレンソウとアスパラガスのトレーニングファームがあり、担い手の確保・育成に取り組んでいる地域だ。 研修ではキュウリやナスの圃場、アスパラガスのトレーニングファームなどを見学。209人が参加した。
佐賀市久保田町できゅうりを生産する香月将博(父)さん・亮太さんのハウスでは、統合環境制御装置を導入し、データを活用したスマート農業について説明を受けた。参加者は、装置導入のメリットや冬場の温度管理、連作障害の有無など情報交換を行った。
佐賀市鍋島町にあるアスパラガストレーニングファームも視察。2024年1月から一期生が研修をスタートし、25年1月からは2期生も入校している。参加者は、研修生に対するサポートや研修生の今後の目標などに関心を寄せ「これからたくさんのことを学んで頑張ってください」と話した。