「第26回全国農業担い手サミットinさが」TFや園芸団地を視察・杵藤エリア 高収量の秘訣学ぶ
杵藤エリアは県南西部の3市4町からなり、平坦地では米・麦・大豆を基幹に、タマネギやイチゴ、キュウリなどと組み合わせた複合経営が広がる。中山間地では、ミカンや茶、畜産などが盛んで、地域の特性を活かした多様な農業が展開されている。
研修では、管内に3カ所ある研修施設のトレーニングファームや嬉野市・大町町の園芸団地などを巡回。8コースに計276人が参加し、管内農業の特性や新規就農者支援策など情報交換した。
大町町園芸団地では、ロックウール培地にハイワイヤー仕立てでキュウリの養液栽培を行う鵜池幸治さん(39)のハウスを視察。導入1年目で10㌃当たり収量50㌧を達成しており、参加者は「高収量の秘訣を学べた」と話した。
管内では、農地を持たないトレーニングファーム卒業生などが営農を開始できるよう、各市町で園芸団地の整備が進められている。将来を担う生産者を確保し、更なる産地活性化につなげていく。