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最高賞獲得に向け茶葉を手摘み・嬉野市 2年連続の4冠へ団結

九州版/【さが・杵藤】240420全国茶品評会出品茶手摘み0426送稿_1.JPG 【さが・杵藤】佐賀県内の茶園では、静岡県で開かれる第78回全国茶品評会審査会に出品する茶葉の摘採が行われている。嬉野市の白川稔さん(49)の茶園では20日、茶業関係者や茶農家、ボランティアなど約320人が協力し、最高賞の農林水産大臣賞獲得に向けて、茶葉を丁寧に手摘みした。
 手摘みは、機械で摘む場合と比べて時間や労力がかかるものの、切り口の傷が少なく、芽の長さが揃った品質の高い茶葉が収穫できる。出品茶が最高賞を受賞し、うれしの茶のブランド確立を図るため、同市やJAがボランティアを募って毎年手摘みを行っている。
 同品評会は毎年開かれ、全国から出品された茶の出来栄えを競う。県内からは蒸し製玉緑茶部門と釜炒(い)り茶部門に出品する。2023年度には両部門で農林水産大臣賞と優れた産地に贈られる産地賞1位を嬉野市が受賞する4冠を達成。2年連続の4冠に向け、市やJA、茶農家が一体となり高品質茶生産に励んでいる。
 蒸し製玉緑茶部門に出品する白川さんは「ボランティアなど多くの協力を得て手摘みができた。行政機関やJAなどと一丸となって高品質茶生産に励んできたので、最高賞の受賞に期待したい」と語った。