入校の6人を激励 JAさがみどり地区農業研修
県や市町、JAなどで構成するみどり地区トレーニングファーム運営協議会は19日、2024年度の入校式を嬉野市で開いた。関係者ら52人が参加し、就農に向けて栽培技術や農業経営を学ぶ研修生を激励した。
同施設は新規就農者の確保・育成を目的に、17年度に開校。武雄市にキュウリ、鹿島市にトマトの研修ハウスを構える。24年度はキュウリに4人、トマトに2人が入校し、専任講師や生産部会の指導のもと、土づくりや栽培技術、農家としての心構えなどを2年間学ぶ。これまで27人(キュウリ20人、トマト7人)の卒業生が管内で就農し、地域農業の担い手として活躍している。
大分県から移住し、キュウリ栽培を学ぶ財津祐希さん(24)は「2年間の研修を有意義なものにし、研修後には自信を持って経営ができるよう頑張りたい」と意気込んだ。
塩田町在住でトマト栽培を学ぶ蒲原巧さん(33)は「一からのスタートとなるが、トレーニングファームで基礎知識や経営をしっかり学び、安定した収量がとれる農家になりたい」と語った。
JAさがの小野康文常務は「研修生が安心して就農できるよう、専任講師や関係機関が最大限サポートしていくので、2年間の研修を実りあるものにしてほしい」と激励した。