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杵藤エリア施設キュウリ部会福岡市中央卸売市場優良産地表彰受賞

九州版/【さが・杵藤】240327杵藤エリア施設キュウリ部会福岡市中央卸売市場優良産地表彰受賞0409送稿.JPG 【さが・杵藤】福岡市は、市中央卸売市場青果市場の発展に寄与し、実績が顕著である産地および団体を表彰している。2023年度は、同市場の発展に貢献し将来が期待されるとして、JAさが杵藤エリア施設胡瓜部会が優良産地団体に選ばれた。
  年間を通じて、高品質なキュウリを計画的かつ安定的に出荷し、市民の食生活の向上に貢献していることが評価された。生産者・出荷量ともに年々増加しており、今後も安定出荷による市場発展への貢献が期待されている。
  同市場の卸会社である福岡大同青果㈱のキュウリ取扱量は、同部会の出荷が多く占める。同社への出荷量は12年度の約400㌧から10年間で約1900㌧にまで延び、販売金額も約1億円から約5億円に増加するなど顕著な実績を残している。均一した規格・品質に対する消費者の評価も高い。
  同部会では、品質の向上・統一に向けた出荷目ぞろい会や、栽培技術向上を図る研修会を定期的に開催。若手生産者や女性生産者それぞれを対象とした研修会も開き、部会一丸となって高品質安定出荷に努めている。
 JAさがではキュウリ栽培の基礎知識や農業経営が学べるトレーニングファームを運営し、新規就農者の確保に力を入れている。これまで20人が就農し、地域農業の担い手として活躍している。
 3月27日には、同JAみどり地区中央支所(大町町)で表彰式が行われ、梶原雅之部会長が同社の桑野光信取締役から感謝状と記念品を受け取った。梶原部会長は「今後も部会一丸でより一層の高品質生産に励み、1本でも多くのキュウリを出荷したい」と語った。