「愛の募金」贈呈 JA佐賀県女性組織協議会
JA佐賀県女性組織協議会は21日、県内全てのJA女性組織で取り組む「愛の募金」活動で寄せられた浄財を県内の児童福祉施設10カ所に贈った。女性部長や副部長らが施設を訪れ手渡した。
施設では米や野菜などの地場産農畜産物を使用した食事の提供などに活用され、「おいしい」と喜ばれている。
同協議会の三根美智子会長は「女性部員の熱い思いが集まった寄付金。子どもたちの健やかな成長を願っている」と述べた。
同協議会は1979年の国際児童年をきっかけに毎年募金活動に取り組む。40年以上、部員の善意を社会に生かすために県独自の統一活動として展開している。
部員約9700人から寄せられた2023年度の募金総額は、102万8741円。同施設の他、県ユニセフ協会にも15日、同募金を贈った。
募金に加え、国際協力への支援活動にも取り組み、使用済み切手約1万2000㌘、書き損じはがき約2200枚、使用済インク・トナーカートリッジ6100個を、ユニセフを支援する会「母子草」に寄贈した。金額にして15万3000円相当の募金となる。ウクライナやガザの子どもたちへの緊急支援や人道支援などに当てられる。同協議会の三根会長が県ユニセフ協会の太田記代子常務理事に手渡した。
太田常務理事は「ウクライナの子どもたちが親を亡くし、子どもも亡くなっている。戦争で孤児をつくってはいけない。世界の恵まれない子どもたちへ、部員の皆さんの気持ちを届けたい」と述べ、感謝状を手渡した。