JAさがニュース

　ＪＡさが白石地区女性部は毎春、部員に夏野菜苗を配布し、育てた野菜を使った料理コンテストを開いている。そのコンテストで入賞した料理を厳選し、一冊にまとめたレシピ本「千菜畑（せんじゃばたけ）のクッキング」を初めて作成した。
　部員にレシピ本を活用して料理を楽しみ、有意義なおうち時間を過ごしてもらおうと、役員が中心となって１０月から作成を進めていた。過去１０年間のコンテストで入賞した中から、キュウリやトマトなどの身近な野菜を使って簡単にできる１４品を掲載。完成品の写真や材料、作り方のほか、調理の一工夫やＪＡ担当者が実際に作ってみた感想なども掲載し、親しみやすい誌面づくりに努めた。
　レシピ本は、Ａ５判１５ページの全面カラー。調理中でも見やすいように厚めの紙を採用。左上部に穴を空け、吊り下げられるなど調理場での利用に最適化した。企画した三根美智子部長は「本を活用して料理を楽しみながら、豊かな食生活につなげてほしい。子どもたちにも季節の野菜でできる料理を食べて健康の大切さを実感してもらえるよう、食農活動を続けていきたい」と語った。