イチゴ栽培先輩農家に教わる・新規就農者を育てる会
JAさが三神エリアで2日、イチゴの新規就農者を対象とした「新規就農者を育てる会」を開いた。2023年4月から県や三神農業振興センター、JAなどが一体となって行っている。新規就農者の作業遅れなどを無くし、収量アップや安定した収量の確保に繋げることが狙い。
23年度は、就農から1~2年目の4人が参加。講師として、県認定の農業士・青年農業士(佐城三神イチゴ部会員)4人が研修に参加している。
研修会では、土耕栽培と高設栽培の2グループに分かれて新規者の圃場を巡回。前回の研修会で挙がった各圃場での課題が改善できているか確認等に加えて、今後の作業内容についても確認した。新規就農者らは、栽培していく中での疑問点などを質問し、農業士や関係職員からアドバイスを受けた。
2回目の研修を終えた新規就農者は「同じ新規就農者のハウスを見て手入れが行き届いていると感じ、自分も見習いたいと思った。今日受けたアドバイスを早速実践したい」と意気込みを語った。
農業士は「先月に各自で立てた作業目標が有言実行されていたことや、意欲向上に繋がっていることに嬉しさを感じた。これから作業が重なり、忙しくなるが作業遅れのないように取り組んでほしい」と話した。毎月研修会を開催し、3年を目途に卒業する。
P=生育状況を見ながら情報共有をする参加者ら(5月2日、神埼地区管内)