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環境制御技術の指導の取り組み方を学ぶ・佐賀県野菜花き技術者協議会環境制御研修会

キュウリの圃場で環境制御の指導のポイントを聞く参加者(27日、佐賀市)佐賀県野菜花き技術者協議会と環境制御推進ワーキンググループは10月27日、佐城農業振興センターで環境制御研修会を開いた。環境制御技術の指導に携わっているJAの指導員および県普及員のほか、同協議会ら計28人が参加した。
県内ではハウス内環境モニタリング装置や制御装置の導入が進む中、それらのデータを活用し、生産性向上に役立てている指導員が少ないのが課題となっている。同研修会を通じて、技術習得に意欲的な農家やグループを育成・発展させていく指導ができる指導員を育成し、生産性の向上を図る。
全5回の研修を予定しており、第2回となる今回の研修では、環境制御の装置・施設の基礎知識や生育診断とデータ分析手法のほか、県試験場の圃場で環境制御技術の指導方法を学んだ。
講師を務めた(株)デルフィージャパンの斉藤章氏はデータの収集と活用方法を解説した。斉藤氏は「生産者が自分で生育調査を行うことが大切。ヒトは他人が収集したデータには興味を持たない。自らデータを収集することで、具体的な数値が分かり、比較しやすく、改善点も見つかる」と話した。

写真=キュウリの圃場で環境制御の指導のポイントを聞く参加者(27日、佐賀市)