全農物流との青果物物流業務委託契約調印式
JAさがは全農物流(株)と青果物物流に関する業務委託契約を締結した。
県JA会館で9月27日契約調印式を行い、同JAの大島信之組合長と同社の寺田純一社長が業務委託契約書に押印した。
同JAは、青果物物流合理化と将来の広域物流を視野に入れ、業務改善を行うため、2021年4月から「全農物流との物流対策準備室」を設置。青果物物流の課題整理や試験輸送などに取り組む。
これまでの物流実態の調査や試験輸送などを踏まえ、青果物コントロールセンターの機能強化と物流再構築に取り組む。業務委託契約により①各輸送会社の元請業務②各輸送会社への運賃精算業務③青果物の輸送業務および企画・提案―を全農物流(株)が担う。
同JAは、積載率向上や配送車両の削減による運賃を抑制することで販売業務を重点的に行い農家の所得向上を目指す。
2024年からは輸送業界も労働規制等により青果物を市場まで運ぶことができないリスクも危惧されており、リスク回避と輸送業務の効率化に期待が持たれる。
(トメ)
写真=業務委託契約に調印した大島組合長(左)と寺田社長(右)(27日、佐賀市)