さがお米プロジェクト/児童扶養手当受給世帯へ県産米を無料提供
特定非営利活動法人フードバンクさがは、佐賀市在住で児童扶養手当を受給している世帯へ月に1回3カ月間、米を無料で提供する「さがお米プロジェクト」を実施する。JAさがのグループ会社で米の精米や販売を行う(株)JA食糧さがは21日、同プロジェクトに役立ててもらおうと、佐賀県産米を贈呈した。
フードバンクさがは食品ロスを減らし有効活用を目指そうと、寄付で集めた食品を子ども食堂などに無償提供している。今回のプロジェクトは2021年7~9月に続く第2弾。対象は佐賀市在住で児童扶養手当を受給し、提供日に佐賀県ひとり親家庭サポートセンターで受け取りができる人。10月31日までに100世帯を募り、11月から3カ月間、月に1回精米した米5㌔を提供する。
(株)JA食糧さがは、今回5㌔入りを20袋、合計100㌔を贈呈。11月にも100㌔を寄贈する予定だ。同社の宮崎第五郎代表取締役社長は「コロナ禍で生活が厳しい家庭もある中、助け合いの精神が必要。生産者が一生懸命育てた米を役立ててほしい」と米を手渡した。フードバンクさがの干潟由美子理事長は「いただいた米を活用し困っている人を支援すると同時に、生産者の努力など食の大切さも伝えたい」と話した。
寄付や受け取り申込など同プロジェクトに関する問い合わせは、フードバンクさが(電)0952(37)1300まで。
写真=佐賀県産米を贈呈した宮﨑社長(左)(21日、佐賀市)