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おまたせ ブランド「温泉美人」出荷開始/糖度も上がり良好な生育

さが杵藤/1016温泉美人初選果.jpg JAさが杵藤地区総合選果場で16日柿のブランド品「温泉美人」の選果が始まり、初日は500㌔を出荷した。11月中旬まで九州・関東の市場に出荷が続く。
 「温泉美人」は同地区刀根早生柿研究会会員24人のうち17人が生産し、2021年産は、出荷量8.5㌧、販売金額390万円を見込んでいる。 
 生育が前進傾向の中、同研究会では、生育初期から高品質果生産に向け1つの果実を甘く・大きく育てるため摘蕾・摘果による着果調整管理を徹底。「温泉美人」は外観・大きさが良好なものを選別し、固形アルコールの入った袋をかぶせ、樹上脱渋する。果肉にゴマが入り、完熟まで木にならせるため、糖度が高いのが特徴。独特のサクッとした食感とジューシーな果汁で、消費者から人気だ。
 ブランド名である「温泉美人」は、温泉に浸かってポッと赤くなった頬のような果実の色づきを同地区の名所武雄温泉になぞらえて命名された。
同JAの担当者は「8月の天候不良から品質低下が懸念されたが、外観・糖度ともに良好に仕上がっている。旬の味を多くの人に味わっていただきたい」と話した。
写真=「温泉美人」は11月まで出荷が続く(16日、杵藤地区総合選果場)