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ハウスミカン 全国へ/品質も順調な仕上がり

さが杵藤/0511ハウスミカン初選果1.jpg JAさが鹿島地区みかん集出荷施設で11日、ハウスミカンの選果作業が始まり、初日は約1㌧を関東へ出荷した。2021年産は2月以降の好天に加え、温暖で推移したことから品質も順調な仕上がりとなっている。選果場では光センサーで1玉ずつ規格や品質を入念にチェックし、部会・JA一体となって消費者に喜ばれる高品質なミカンを全国へ届けている。
 同地区ハウスミカンは6月下旬からグリーンハウスミカンの出荷も始まり、9月上旬まで出荷が続く。21年度は部会員22人で約665㌃を栽培。販売数量265㌧、販売高約2億5200万円を見込んでおり、同JAでは有利販売を図るためスケールメリットを生かし、関東・関西の拠点市場を中心に出荷していく。
 10日には出荷会議を行い、生産概況や販売方針などを説明したほか、園地で高品質出荷に向けた目慣らし会も行った。
 初選果に立ち会った同地区ハウスミカン部会の樋口善一部会長は「大事に育ててきた安全・安心でおいしいミカンを消費者へ届けたい」と話した。
写真=厳選したハウスミカンが全国の消費者に届けられる(11日、鹿島地区みかん集出荷施設)