「さがびより」田植え・16年連続「特A」獲得目指す
佐賀県産米「さがびより」の生産者や関係団体は、日本穀物検定協会の食味ランキングで16年連続の「特A」獲得と収量の安定確保を目指す。2025年産は、作付面積約6750㌶を計画。
「さがびより」は登熟期間の高温に強く、安定した収量・品質が得られる。つや、甘味、香りが良く、もっちりとした食感で時間が経ってもおいしいことが特徴。
「さがびより米(まい)スター」の松下正義さん(73)は20日、佐賀市久保田町の水田で田植えを行った。松下さんは卓越した栽培技術を持つ「さがびより米(まい)スター」として、生産者の指導に当たっている。
松下さんは「米作りをする上で水管理が特に大切な作業。16年連続の特A獲得に向けて、これまで同様しっかり管理していきたい」と意気込み「わたしたちも努力して作っているので、かみしめて食べてほしい」と話した。
JAさが農産販売課岩橋信明課長は「昨年、『さがびより』15年連続『特A』を獲得し、生産者にとって大きな励みになっている。今後とも生産者とJA、関係機関が一体になって、より良いものを生産し提供していきたい」と話した。
収穫は10月中旬、初出荷は10月末から11月上旬を予定している。