全国茶品評会3年連続「日本一」に向けて うれしの茶手摘み
佐賀県内の茶園では、第79回全国茶品評会に出品する茶葉の摘採が行われた。5月3日、嬉野市の田中勝也さんの茶園で茶業関係者や茶農家、ボランティアなど約260人が協力し、最高賞の農林水産大臣賞獲得に向けて、茶葉を手摘みした。
同品評会は毎年開かれ、全国から出品された茶の出来栄えを競う。県内からは蒸し製玉緑茶部門と釜炒り茶部門に出品する。両部門において2年連続で農林水産大臣賞と優れた産地に贈られる産地賞1位を嬉野市が受賞している。3年連続4冠獲得に向けて茶農家や茶業関係機関、JAが一体となり高品質な茶生産に励む。
手摘みは機械で摘むのと比べ時間や労力がかかるものの、切り口の傷が少なく、芽の長さがそろった品質の高い茶葉が収穫できる。毎年同市やJAがボランティアを募り、手摘みを行う。
手摘みをした参加者は「収穫した茶葉が品評会でいい結果が出るようにと願いながら収穫した」と笑顔で話した。