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課題解決へ意見交換・茶と大麦若葉 販売戦略など協議

【さが・杵藤】250318課題解決へ意見交換・茶と大麦若葉 販売戦略など協議.JPG JAさがは18日、嬉野茶業青年会と大麦わかば研究会との意見交換会を嬉野支所で開いた。同JAの佐々木慎一専務や茶生産者ら24人が参加。茶の価格低迷や栽培面積の減少など生産現場が抱える課題を共有し、対策を協議した。
 生産者は「茶販売に携わる職員を確保し、県外などに積極的なうれしの茶の売り込みをお願いしたい」と求めた。茶と大麦若葉の荷受けや乾燥などを行う「うれしの大型製茶工場」の設備修繕に対する補助なども要望した。
 佐々木専務は「生産現場や茶栽培などに精通した職員の確保に努め、販売力の強化につなげたい」と答えた。同JAの山口満夫理事は、焼酎のいいちこを茶で割る「いい茶こ」を各地で推進していることなどを報告。
 その他、全国茶品評会で日本一に輝いたうれしの茶のブランドを活かした販売戦略や、海外で需要が高まっている有機栽培茶の販売先などを検討した。
 青年会は嬉野市の若手茶生産者16人が所属し、研修会を通じた栽培技術の研さんなどで高品質茶生産に励む。県内の小学校などを対象にした「お茶の淹れ方教室」を毎年開くなど、PR活動にも力を入れている。
 大麦わかば研究会では24年産、生産者38人が約34㌶を栽培し、製品約60㌧を出荷した。青汁の原料になり、乾燥には製茶機械を使用することから、県内では茶栽培が盛んな同市のみで栽培が行われる。良好な品質で取引先の九州薬品㈱からの評価も高い。