「さがびより」と「夢しずく」特A獲得 「さがびより」15年連続獲得・2024年産米の食味ランキング
日本穀物検定協会が発表した2024年産米の食味ランキングで佐賀県産米「さがびより」と「夢しずく」が最高位の特A評価となった。JAさがの古賀幸太郎常務は「米産地としての誇りと自信を持ち満足できるものを今後も届けていきたい」と語った。「さがびより」の特A獲得は15年連続。全国の産地品種で北海道「ななつぼし」と最長となった。「夢しずく」は2年連続の特Aとなった。
24年産米では、全国の44道府県より出品産地品種143品種が出品。専門家20人が外観や香り、味、粘りなど6項目を複数産地の「コシヒカリ」をブレンドした基準米と比較し、39点が「特A」に格付けされた。
佐賀県産米は「さがびより」「夢しずく」「コシヒカリ」を出品。「コシヒカリ」はA評価となった。
県の24年作付面積は「さがびより」6760㌶(作付比率約30%)、「夢しずく」5570㌶(同比率約25%)。県産米は高温の影響もあったものの食味は良好。作況指数は99となった。
写真=「さがびより」と「夢しずく」の特A評価を喜ぶ古賀常務(㊧)佐賀県農林水産部園芸農産課川崎直樹課長(28日、佐賀県JA会館)