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白石地区いちご部会 女性部研修会

佐賀版/【さが・杵藤】240215白石地区いちご部会女性部研修会.JPG JAさが白石地区いちご部会は2月15日、有明支所で女性部研修会を開き、44人が参加した。女性部会員が参加・発言しやすい場を設けるとともに、栽培技術向上を図るのが目的。春先にかけて出荷量が増えてくるため、今後の管理や販売動向を学び、高品質出荷に向けて意識を高めた。
 JA担当者が2023年産の生産・販売状況を説明。今後、気温が高くなり日照も増えることから、吸水量の増加や病害虫の発生などが懸念されるため、灌水量の増加や適期防除を呼びかけた。県内や首都圏、関西などでの販売情勢や「いちごさん」のコラボイベントの情報も共有した。取引市場2社からはデビュー6年目を迎える「いちごさん」について「徐々に知名度も広まり、リピーターも増えている」と話し、売り場拡大を図るため、今後の徹底した管理による安定出荷を求めた。
 杵島農業振興センターの担当者が、近年発生が多いイチゴ炭疽(たんそ)病の対策を説明した。部会員に実施したアンケートの結果から発生しやすい状況を整理し、病害虫のない健全な親株を使用することや、ポット間隔を広げて通気性を保つことなどを対策として挙げた。24年産の高品質生産につなげる。
 溝口修一郎部会長は「今年産は夏場の高温で生育が遅れ、出荷量が伸び悩んでいる。今後の徹底した管理で遅れを取り戻すとともに、次年産の準備もしっかり行ってほしい」と呼びかけた。