人生をいきいきと元気に/助け合い組織実践交流集会
九州各県のJA中央会は18日、佐賀市でJA助け合い組織実践交流集会を開いた。
新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、初めてWEBによる参加も呼び掛け、8県から会員や女性部員ら約250人が参加。先進事例や情勢報告を通じ、組織を活性化するためのポイントを確認した。
JAさがの田中治常務は「高齢者の生活支援を進めていくうえで、JA助け合い組織の存在は、大変重要であり、持続可能な社会を築く目標であるSDGsの達成にも貢献している」と述べた。
研修では、JA全中くらし・高齢者対策課の諏訪賢慈審査役が、助け合い組織の現状を報告。JA健康寿命100歳プロジェクトで開発した、フレイル(虚弱)予防レシピや農作業の前と後に行う体操の新メニューも紹介し、活用を呼び掛けた。
JAにじ助け合い組織『にじの夢』田主丸地区の行徳淑子会長はミニデイサービスや男の料理教室など、活発な活動内容を発表。「手作り料理が好評なので、季節に合った料理の回数を増やしたい」と抱負を語った。
JA伊万里女性部助け合い組織「明日香の会」の橋口文子会長は組織の概要や、委員の特技を生かした活動内容を発表。「協同組合が生み出した助け合い組織は、お互いに支え合う私たちにとってかけがえのない組織」と強調した。
医療法人ゲズンハイト理事長の安倉俊秀氏が「笑う門には医者いらず」をテーマに講演を行った。具体的事例やユーモアを交えながら、認知症の方への対応や、健康で過ごすためのポイントをわかりやすく説き、会場を沸かせた。
写真=JAさがみどり地区女性部「みどりの楽スト」の体操を体験する参加者(18日、佐賀県JA会館)