「デコポン」初出荷/厳しい基準満たす
JAさがみどり地区みかん集出荷施設で3日から中晩柑「不知火」の選果が始まり、初日には約18㌧を関東や関西に出荷した。
同選果場では生産者が収穫後、貯蔵庫で熟成させた不知火を光センサーで糖度や酸などをチェック。全国統一基準である糖度13度以上などを厳しい基準満たした果実は「デコポン」として市場に出荷しており、市場からの評価も高まっている。
2021年産は夏場の乾燥により例年に比べ減酸が進んでいないが、糖度は高く、約1000㌧の販売を見込んでいる。
JAの担当者は「これから不知火を中心とした中晩柑の販売が進んでいく。3月からは『にじゅうまる』、4月には木に成らせたまま完熟させる樹上完熟の果実も出荷される。ぜひともみどり地区の中晩柑を食べてもらいたい」とPRした。
写真=4月まで中晩柑の出荷は続く(2月3日、みどり地区みかん集荷所)