JAさがと佐賀女子短期大学、ピザ店がコラボ/佐賀県産米粉入りピザ考案
JAさがや学校法人旭学園佐賀女子短期大学は9日、同校で佐賀県産米粉などの食材を使用したピザの試食会を行った。コロナ禍で消費が減少した米の消費拡大の一環として、同JAが米粉を使ったアイデア料理のレシピ考案を依頼したもの。今後、佐賀県内でピザなどを販売する「DA GINO」が改良を加え、定番商品として販売していきたい考えだ。
同大学の地域みらい学科(食とヘルスマネジメントコース)の学生7人が、佐賀県産「さがびより」の米粉を使ってレシピを考案した。ピザは米粉や嬉野市の釜炒り抹茶を練り込んだ生地に、抹茶で作ったチャノベーゼソースやレンコン、海苔など佐賀県産品をふんだんにトッピング。同じ生地に米粉で作った白玉や国産あんこなどをのせたスイーツピザや、米粉と釜炒り抹茶を練り込んだマリトッツォも作った。学生らは「試作を重ねる中で、トッピングする食材の下処理やのせる順番などにもこだわり、おいしく作ることができた」と話した。
試食した関係者は「生地はもちもちとしていて、抹茶の風味もおいしい。これぞ佐賀県産といったピザ」と感心した様子だった。JA、大学、「DA GINO」の関係者らで、今回学生らが考案したピザの販売会での価格帯やPR方法などを検討した。
12月18日にコムボックス佐賀駅前で、オリジナルピザ150枚などを販売する予定だ。
写真=ピザを試食する関係者ら(9日、佐賀市)