秋の味覚 堪能して/刀根早生柿の出荷始まる
JAさが杵藤地区総合選果場で9月29日から刀根早生柿の選果が始まり、初日は約1㌧を佐賀・長崎に出荷した。10月中旬から出荷する樹上脱渋柿を合わせて、販売目標約46.8㌧を計画しており、11月中旬まで九州内を中心に出荷が続く。
みどり地区刀根早生柿研究会では、高品質果生産に向け1つの果実を甘く・大きく育てる摘蕾や摘果の着果調整管理について、研究会や互評会による意識統一と管理の徹底を図っている。販売目標の約8割は、専用の施設を用いたCTSD炭酸ガス脱渋(高濃度の二酸化炭素下に24時間、その後保温を48~72時間)の脱渋処理で取り扱う。
JA担当指導員は「6、7月の高温少雨や8月天候不良などの影響が懸念されたが、昨年より4日早い集荷開始の計画となった。甘くておいしい柿に仕上がっているので、秋の味覚を堪能しほしい」と話した。
写真=11月中旬まで出荷が続く刀根柿(29日、杵島地区総合選果場)