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夏秋ナス部会現地研修会/多久地区圃場で研修

さが本所/0709夏秋ナス現地研修会_8033.JPG JAさが佐城エリア多久地区の夏秋ナス部会は9日、多久市で2021年産夏秋ナスの現地研修会を開いた。生産者4人と佐城農業改良普及センター、JA指導員が参加。自分たちの露地ナス圃場4カ所を巡回し、病害虫防除のタイミングなど収穫に向けた今後の管理について確認した。
 圃場では生育状況のほか、マルチ被覆や追肥、排水管理などを確認。生育は順調だが、虫の飛来のほか、梅雨時期から発生し盛夏を過ぎた頃に大きな被害を及ぼすナス褐紋病が僅かに発生していた。普及センターが「褐紋病は厄介な病気。葉のチェックとまめな防除が必要。雨上がりは胞子が飛散しているので特に注意してほしい」と呼び掛け、生産者は薬剤の組み合わせや防除頻度などの意見を出し合った。
 現地巡回後は多久グリーンセンターで栽培講習も行い、普及センターが今後の管理について説明。梅雨明け後、猛暑・乾燥対策の潅水管理が収穫量の大きなポイントになることを周知した。
 21年産は4月末に定植、6月18日に出荷が始まり、集荷量は順調に増加。8月中旬に出荷ピークを迎える予定で、年間出荷量20㌧を見込んでいる。
写真=現地で栽培管理などを確認した(9日、多久市ナス圃場)