紅葉する花を使って寄せ植えしてみましょう。
10月:身近に紅葉を楽しむ
紅葉する花を使って寄せ植えしてみましょう。自宅に飾ると身近に秋を楽しむことができますね。花色をピンクで統一すると、秋の静けさのなかにかわいらしさも演出できます。
今月使用した植物
ベニチカヤ
寒くなると葉が紅葉する。毎年葉がつく宿根草
カルーナ
花期は10月頃。寒さには強いが、夏の暑さには弱い
ポットマム
花壇用で背丈が高くならない。花がらをまめに摘み取る
ナデシコ・テルスター
花期は9~11月。高温多湿に気をつければ丈夫に育つ
アキランサス
初秋から晩秋に紅葉する1年草
ハツユキカズラ
新芽が白いことから、この名がついている。小花がまれに2月頃つく
メラレウカ
寒くなると葉が紅葉する。葉を切ると新芽がより赤くなる
準備するもの
培養土・鉢底用の小石・シャベル・プラスチック陶鉢(直径30cm、高さ20cm)・タマネギネット(2kg用)
作成手順
タマネギネット(または水切りネットなど)に、鉢底用の小石を入れ、ネットの口を結ぶ
小石の量は、鉢底にまんべんなく敷き詰める程度
ネットを使う理由
小石をネットに入れて使うと、別の寄せ植えを作る時、簡単に再利用できる。また、小さな虫が鉢底から入るのを防ぐ
培養土は鉢の高さの8割程度入れる
図のよう仮置きする
仮置きしたベニチカヤのポットをはずし、元の位置に置く
同じように、カルーナ、ポットマム、ナデシコ、アキランサス、ハツユキカズラ、メラレウカの順で、全てのポットをはずし、仮置きと同じ位置に置く
それぞれの花の根鉢と根鉢の間に土を入れる。指先を使い根鉢の奥まで土をつめる
土は、水やりをする時に水がたまるウォータースペースを鉢の上から2cm程度空ける
できあがり
参考価格2,000円(鉢代込み)
制作者
JAグリーンおぎ 店長 吉岡 尚人
小城市三日月町石木62-1
TEL:0952-72-1155
花の美しい姿を見分ける
写真AとBは同じ花を前後から撮影したものです。Aは花がきれいに開いているように見えますが、Bは花が後ろを向いているように見えます。育った環境によって、花の開き方がどちらかの方向へ傾くことがあるので、Cのように花を矢印の方向に一回転して、花の向きを観察してみましょう。
寄せ植えをするときは、花の一番美しい姿が正面からみえるよに植えると、生き生きとした寄せ植えに仕上がりますよ。