秋の七草であるハギ(ミソハギ)とススキを使って、秋の風情を感じさせる寄せ植えを作りましょう。
10月:秋の風情
秋の七草であるハギ(ミソハギ)とススキを使って、秋の風情を感じさせる寄せ植えを作りましょう。また、素朴で落ち着きのあるダンギクやコリウスが、いっそう秋を演出してくれます。
今回使用する植物の紹介
ススキ
秋の七草のひとつ。夏から秋にかけて花穂をつける。
ダンギク
小さな青紫の花が集まって花穂となり、それが段になって咲く。
ミソハギ
ハギに似ていて禊(みそぎ)に使われることや、溝の近くに生えていることからこの名がついた。
小ギク
花の大きさが1.5 ~8cm程度の小さい菊。一重や八重咲きなど種類や色も豊富。秋を代表する花。
センニチソウ
(切花用・花壇用)
切花用は背丈が高くなり、花壇用は15㎝程度と低い。
コリウス
強い光に当てると葉がくすむので、半日日陰になる場所が適している。
グラスコレクション
一部の葉が赤く、赤い穂が実る。冬越しさせた場合は、4月に植え換ると成長がよい。
トウガラシ(観賞用)
実の色が白→黄色→オレンジ→赤になるなど変化を楽しむことができる。実の形や大きさなど多くの品種がある。
作成手順
焼き鉢(横50cm、縦30cm、高さ20cm)の底穴にネットを置き、ぼら石(軽石)を底から約3cm入れる。
培養土を鉢の約8割入れ、緩効性肥料(マグァンプ)を大さじ3杯入れて土と混ぜる。
図のように花のポットをつけたまま仮に置き、全体のバランスを見る。
鉢の右奥にススキを植える。
ススキの隣にダンギクとミソハギを植える。
鉢の左奥に小ギクを植え、左手前に背丈の高い方のセンニチソウを植える。
センニチソウの右にコリウスとグラスコレクションを植える。グラスコレクションの根が張りすぎている場合、根鉢の下方に切り込みを入れて手でほぐす。
グラスコレクションの斜め後ろに、背丈の低い方のセンニチソウを植え、鉢の右手前にトウガラシを植える。
それぞれの花の根鉢と根鉢の間に土をつめる。
できあがり
参考価格4,000円(焼き鉢鉢1,680円込)
制作者
JAグリーンみやき 店長 松永 義治
三養基郡上峰町大字坊所412-1
TEL:0952-52-7311