小さめの素焼きの鉢で、春のかわいらしさを演出
4月:持ち運びしやすい春の寄せ植え
春に咲く花と小さめの素焼きの鉢を使って、春のかわいらしさを演出してみましょう。鉢の底にいれる小石の代わりに、発泡スチロールを使うと、軽くて持ち運びがしやすくなりますね。小さめの鉢を使えば、その日の気分によって、場所を簡単に移すことができますね。
今月使用した植物の紹介
ボロニア
ミカン科で葉からミカンの香りがする。ピンクの小花がかわいい
ユリオプス
生育旺盛。大きくなったときに葉を切ると花つきがよくなる
バコパ
葉が伸びると下に垂れ下がる
マーガレット
花の色のグラデーションがかわいらしい。春から秋の成長期に水を切らさないよう注意する
宿根ネメシア
1年を通して咲く。冬の寒さに強い。定植時は、土をくずさないようにする
作成手順
素焼きの鉢(縦横高さ20cm)の中に手でちぎった発砲スチロール(約3〜4cm角)を鉢の底から約4cm入れる
鉢の一角を正面に置き、培養土を入れる
check!
土の量は、ボロニアのポットの高さと鉢の高さが揃うまで入れる。ボロニアのポットをつけたまま鉢の中に入れてみると分かりやすい
ポットをつけたまま全ての花材を仮置きして、出来上がりのバランスを見る
背丈の高いボロニアから植える
check!
購入した時に、古くなった緩効性肥料が根鉢の上にある場合は、土の中に混ぜ込むと根腐れの原因になるので取り除く(ほかの花材も同様) 根が巻きすぎている場合は、手やハサミを使って根の底を十字に切ると、新しい根が出やすくなる
ボロニアを鉢の奥に植える
鉢の中央にユリオプスを植える。中央に大きな花を配置することで全体のバランスがとりやすくなる
バコパを鉢の手前に植える。ボロニアとユリオプスとバコパは直線になるように植える
鉢の右角にマーガレット、左に宿根ネメシアを植える。葉は、鉢の外側に出すように植える
根鉢と根鉢の間に土を入れ、花材の茎が傷まないように根鉢の上に土を盛らない
できあがり
参考価格1,600円(鉢代込み)
制作者
JAグリーンしろいし 花き担当 野中貞子
杵島郡白石町遠江183-1
TEL:0952-84-5565
感謝の気持ちや相手を思う気持ちなど、花は贈る人の気持ちを大切に伝えてくれます。花と贈る人の気持ちも一緒に丁寧にラッピングをして、お客様にお渡ししています。渡した時のお客様の笑顔が嬉しいです。