家庭菜園のススメ

キュウリ

キュウリ(植え付け)

夏野菜の代表とも言えるキュウリは、生長が早く観察力が必要で、栽培が難しい部類に入ります。その中でも、比較的に病気に強く、人気が高い「夏すずみ」を苗から植え育ててみましょう。
プランター栽培では、接木を使う必要はないでしょう。

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作業手順

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    手順1
    準備するもの1
    キュウリの苗(夏すずみ)、プランター(支柱用留め具付き丸型プランター)、肥料入り培養土(野菜の土)、支柱(8mm4本、11mm1本)
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    手順2
    プランターに付属の底網をセットし、水抜き穴のフタを外す。
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    手順3
    プランターに培養土を、やや多めに入れる。ウォータースペースを確保する。
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    手順4
    プランターに付属の、支柱留め具を対角線上にセットする。
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    手順5
    8mmの支柱を4本、留め具に入れ垂直に立て、11mmの支柱を中心に1本立てる。最後に付属のリングを上部に取り付ける。
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    手順6
    ポットを逆さにし、苗を外す。根はほぐさない。
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    手順7
    鉢の土と同じ高さに植える。深く、浅く植え付けないよう注意。
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    手順8
    最初に与える水は、たっぷりと。鉢の底から出るくらいに与える。
    一週間程度は、土の表面が乾いたら、たっぷりと与える。

※一週間後からは、根を張らせるために、水やりは控えめにする。

キュウリ2(枝の整理〜誘引)

植え付けから約2週間後に、枝の整理と誘引を行います。
誘引には、キラキラしたミラーテープを使用すると虫よけに効果的です。

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作業手順

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    手順9
    植え付けから約2週間後に、初期の生育を旺盛にするため、地上30cmの高さまでにある、わき芽、花芽をすべて取り除く。
    また、下の方が茂りすぎると病気にかかりやすくなったり、きれいな実がならないためでもある。
  2. 10
    手順10
    株元の茎と支柱を緩めに結びつける。きつく結ぶと、茎が大きくなったとき、食い込み、生育を阻害する。
    (今回の誘引には、キラキラした光を嫌う虫よけ効果のある、ミラーテープを使用)
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    手順11
    誘引テープは、上へ向かって茎に巻きつけ、残りを真ん中の支柱へと巻きつけ、上部でとめる。
    キュウリの巻きつるが邪魔なら、取り除いてもかまわない。

※しだいに大きくなる茎は、同じ要領で結びつける。

キュウリ3(枝の整理〜追肥)

親蔓が、支柱の高さか、目の高さまできたら、親蔓を摘み成長を止めて、実の方へ養分が届くようにしましょう。
また、花が咲き、実が大きくなってきたら、追肥を行いましょう。

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作業手順

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    手順12
    親蔓を、支柱の高さか、目の高さほどで止める。
    止めることで、実の方へ養分が届き、側枝も出やすくなる。
  2. 13
    手順13
    下部の側枝は、葉を2枚残し止める。
  3. 14
    手順14
    随時出てくる側枝も放任しない。葉を2枚残しながら止めていく。
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    手順15
    花が咲き、実が大きくなってきたら、追肥を行う。
    野菜専用肥料を一掴みほど、株元から少し離した周りに施す。

※追肥は、約1週間に1回の割合で施す。

キュウリ4(収穫〜枝の整理)

夏場のキュウリの生長は早く、朝から夕方までに数センチ成長します。
21〜22cmを目安に早めに収穫しましょう。

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作業手順

  1. 16
    手順16
    収穫は、手の幅を目安に21〜22cmで行う。
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    手順17
    夏場のキュウリの生長は早く、朝から夕方までに数センチ生長する。
    こまめに観察し、早めの収穫を心がけることで、茎への負担を軽減でき、長期間収穫が楽しめる。
  3. 18
    手順18
    随時出てくる側枝も放任しない。葉を2枚残しながら止めていく。
  4. 19
    手順19
    下部の古い葉は取り除く。
  5. 20
    手順20
    生長に伴い出てくる側枝は、葉を二枚残し止め、孫蔓など茂り過ぎた葉は取り除く。
    風通しを良くすることで、病害虫を予防し、実の生長を促す。

※追肥は、約1週間に1回の割合で施す。