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とれたてキッチン

2011年2月:菜の花のスパゲティ

ほろ苦さは早春の味

菜の花のスパゲティ

材料(2人分)(1人分649kcal)
スパゲティ 200g
2L
大さじ1
菜の花 150g
ベーコン 3枚
ニンニク 1/2片
赤唐辛子 1/2本
オリーブ油 大さじ2
白ワイン 大さじ2
少々

作り方(調理時間 20分)

菜の花は茎の端を落としてゆで、水にとって水気をしぼり、半分に切ります。
ベーコンは1cm幅に、ニンニクは薄切りにします。唐辛子は種を除き、小口切りにします。

鍋に分量の湯を沸かして塩を加え、スパゲティを表示通りにゆでます。

フライパンにオリーブ油を熱し、中火でベーコンをカリカリになるまで炒めます。火を少し弱め、ニンニク、唐辛子を炒めます。香りが出てきたらワインを加えてひと煮立ちさせ、菜の花を加えます。塩で味を調え、ゆでたての(2)を加えて混ぜます。

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ほろ苦さは早春の味
菜の花
 外はまだ寒い日が続いても、店先に菜の花が並ぶと、春の訪れが感じられて、うれしくなります。タラの芽やフキのとうと同じく、早春を告げる代表的な食材の一つです。
 菜の花の一番の魅力は独特のほろ苦さ。シンプルなおひたしにすると、その風味が引き立ちます。他にも、からしじょうゆや酢みそとあえたり、パスタの具材にしたり、中華風の炒め物にしたりと、和洋中どのジャンルでも使いやすく、さまざまなバリエーションが楽しめます。

 また栄養素の「種類の多さ」と「量」には目を見張るものがあります。カロテン、ビタミンC、鉄、カルシウム、葉酸、さらに食物繊維などを豊富に含み、特にビタミンCは、野菜の中でもトップクラス! そして、カロテンは油と一緒に取ると、より吸収率がアップするので、炒め物やオイル系のパスタがお薦めです。

 茎の端はかたいので、切り落として使います。シャキッとした食感もおいしさなので、ゆで過ぎは禁物! かたい茎から先にゆで始め、後からつぼみを加えます。さっとゆでたら、手早く水にとり、しっかり水気をしぼると、歯応え良く、色鮮やかに仕上がります。

 選ぶときは、切り口が新鮮で、茎が太く、花が開いていないものを選びましょう。
 保存は、ポリ袋に入れ、つぼみを上にして、立てた状態で冷蔵庫の野菜室へ。花が咲いてしまうと、味が落ちてしまうので、できるだけ早く食べましょう。すぐに使わないときは、ゆでてラップで包み、冷凍保存するとよいです。

撮影:大井一範

【使用した材料別レシピ】