鍋だけなんて言わないで 使える冬野菜
とれたてキッチン
2011年1月:ハクサイのドリア
ご飯 | 200g |
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ハクサイ | 100g |
塩 | 小さじ1/6 |
タマネギ | 1/4個(50g) |
ハム (厚切り) |
100g |
バター | 20g |
牛乳 | 300ml |
スープの素 | 小さじ1 |
塩・コショウ | 少々 |
A | |
パン粉 | 大さじ2 |
粉チーズ | 大さじ2 |
バター | 10g |
作り方
ハクサイは2~3mm幅の細切りにする。塩と混ぜて10分ほど置き、水気をしぼる
タマネギは薄切りに、ハムは1cm角に切る
鍋にバター20gを溶かし、タマネギを色づかないように炒める。しんなりしたら、ご飯、牛乳を加え、弱火でまぜながら、煮つめる
全体にとろみが出てきたら、1、ハム、スープの素を加えてさらに約1分煮る。塩、こしょうで調味する
4を耐熱皿に移し、Aを散らす。オーブントースター(または約220度のオーブン)で5分ほど焼き、焼き色をつける
食のはなしベターホームのお料理教室
鍋だけなんて言わないで 使える冬野菜
癖がないので、料理のジャンルは問いません。定番の鍋物や漬物はもちろん、煮物や炒め物にもぴったり。またハクサイの優しい甘味は牛乳との相性が良いので、ミルクスープやクリーム煮、グラタンといったクリーム系の料理の具材にするのもおすすめです。調理の仕方によっても食感が変わるので、さっと加熱してシャキッと仕上げるもよし、煮込んでやわらかさを楽しむもよし、いろいろな味わい方が堪能できます。
また、意外と知られていませんが、生食にも向くので、レタスのようにサラダに加えて、シャキシャキの食感を味わうのも普段とは趣が異なり、楽しいものです。
葉と軸ではかたさが違うので、例えば鍋物など大きめに使う場合は、厚みのある軸の部分は削ぎ切りにしたり、軸から先に加熱して時間差をつけると、仕上がりのタイミングで火の通りがそろいます。また、煮物や炒め物などはあらかじめ塩を振って少し置き、水気をしぼっておくと、仕上がりが水っぽくなりません。さらに炒め物は弱火でゆっくり加熱すると水分が出てしまうので、強火で一気に仕上げるのがおいしく仕上げる秘訣(ひけつ)です。
選ぶときは、丸ごとのものなら、外側の葉の緑色が濃く、先端の葉がしっかり巻いているものを。カットされているものは、切り口をチェックしましょう。芯の部分が盛り上がっているのは、切ってから時間がたって成長した状態。できるだけ切り口が平らなものを選びましょう。中心部の葉は白いものより、黄色いもののほうが甘味があります。
保存は、丸ごとなら新聞紙で包んで冷暗所に。カットしたものはラップでぴっちり包み、野菜室に入れ、早く使い切るのがポイントです。いずれも、できれば立てて保存しましょう。
撮影:大井一範