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とれたてキッチン

2009年11月:カリフラワーと煮卵のサラダ

熱に強いビタミンCがいっぱい。

カリフラワーと煮卵のサラダ

材料(4人分)1人分76kcal
カリフラワー 1/2株(150g)
2個
ミニトマト 8個
A
しょうゆ 大さじ1
大さじ1
カップ1
ドレッシング
ネギ 20g
ショウガ 1かけ(10g)
赤トウガラシ 1/2本
しょうゆ 大さじ1
大さじ1
砂糖 小さじ1
ごま油 小さじ1

作り方 (調理時間 約15分以内)

カリフラワーは小房に分け、4~5分ゆでます。ミニトマトはへたを取り、半分に切ります。卵は、固ゆでにして殻をむきます。

鍋にAを合わせて、1.のゆで卵を入れます。転がしながら約10分煮ます。

ネギ、ショウガはみじん切りにします。赤トウガラシは種を取って、みじん切りにします。ドレッシングの材料と合わせます。

カリフラワー、ミニトマト、2.を器に盛り、ドレッシングを掛けます。

食の話 神山真理(食のエッセイスト)

カリフラワー 熱に強いビタミンCがいっぱい
カリフラワー
 カリフラワーは明治時代にやって来たキャベツの仲間で、昭和30年代に普及し始めたそうです。そのころ子どもだった私は、サラダの中にカリフラワーが飾ってあると、とても高級な感じがしたことを覚えています。昭和50年代になると、同じ仲間のブロッコリーに人気をさらわれましたが、そのポクポクとした歯応えや上品な白さは大好きです。
 淡色野菜のカリフラワーは緑黄色野菜のブロッコリーに比べて、ビタミン類の含有量は多少劣りますが、ビタミンCは豊富に含まれています。同じくゆでて野菜サラダに使われるアスパラガスよりも、ビタミンCは多いのです。通常、ビタミンCは熱に弱いものですが、カリフラワーのビタミンCは熱に強いのが特徴。煮込みや、グラタンなどにも栄養価を残しながら活用できます。
 ビタミンCは体内でコラーゲンの合成を助け、病気になりにくい体をつくります。また、白血球の働きを高めて免疫力を強化するため、風邪がはやるこれからの時期に取りたい栄養素です。ビタミンCは、花よりも茎の部分に多く含まれているので、茎も捨てずに使いましょう。
 そのほかカリフラワーには 、食物繊維とビタミンKが含まれています。食物繊維は便通を整えて、美しい素肌をつくります。ビタミンKは骨の強化に役立ちます。
 ゆでるときには、小麦粉を入れると白くきれいに仕上がります。さわやかな白さが料理を引き立てることでしょう。

参考文献
『野菜&果物図鑑』(新星出版社)
『野菜の手帖』(講談社)
『クスリの食べ物』(西東社)
『新食品成分表〈2007〉』(一橋出版)
 

栄養の比較  可食部100g当たり

 
  ビタミンC(mg) ビタミンK(μg) 食物繊維(g)
カリフラワー(花序・生) 81 17 2.9
 〃 (花序・ゆで) 53 31 3.2
ブロッコリー(花序・生) 120 160 4.4
 〃 (花序・ゆで) 54 150 3.7
アスパラガス(若茎・ゆで) 16 46 2.1

出典:『五訂増補食品成分表2009』女子栄養大学出版部

【使用した材料別レシピ】