にじゅうまる収穫始まる
佐賀県のブランドかんきつ「にじゅうまる」の収穫が始まる。2025年産は県内156戸の生産者が18.9㌶で栽培。佐賀果試35号の出荷量は約369㌧を見込み、その中で糖度や酸の基準を満たした果実を「にじゅうまる」として販売する。
「にじゅうまる」は「西之香」と「太田ポンカン」を交配させた品種。見た目、香り、甘さ、食感が「二重丸」ということで名づけられた。食べごたえのある大きさ、爽快な香り、プチっとした食感とジューシーな果汁、豊かな甘味と程よい酸味が特徴だ。収穫後、甘さを凝縮させ酸味を和らげるため約1カ月半貯蔵する。2月下旬頃から関東や関西、九州を中心に販売する予定だ。
24日、藤津郡太良町の峰正雄さんの圃場で収穫が始まった。峰さんは約59㌃で「にじゅうまる」を栽培。丹精込めて栽培した「にじゅうまる」を一つ一つ丁寧に収穫した。峰さんは「貯蔵して食べ頃になった『にじゅうまる』をぜひ食べてほしい」と笑顔で話した。
