お茶の葉丁寧に摘み取る/基里小学校茶摘み体験
鳥栖市にある基里小学校の3、4年生約130人は、校内にある茶樹で茶摘み体験を行った。同小学校では、垣根の一部に茶樹が使用されている。
JAさが東部地区茶部会と地元老人クラブの約20人が指導に当たった。同部会の藤田俊一部会長は児童らに対して「茶葉の上から3枚を手で丁寧に摘み取って下さい。摘み取った葉は茶工場で加工するので大切に扱って下さい」と摘み方や注意点を説明した。児童らは、初めての体験に戸惑いながらも次第に慣れ、合計23㌔の茶葉を収穫した。体験を終えた児童らは「この葉からお茶ができているなんて知らなかった」「手作業で摘むのは大変だったけれど楽しかった」と話した。その他にも児童からは「お茶の葉は毎年出てくるのか」「農家さんも茶摘みは手でしているのか」など数多くの質問が上がり、お茶についての理解を深めた。
同部会は他2校でも茶摘み体験を行い、5月にはお茶の入れ方教室を開く予定。
写真=丁寧に茶摘みをする児童ら(16日、基里小学校)