乳和食の魅力伝える/佐賀農業高校で減塩乳和食講習会
佐賀県牛乳普及協会は19日、佐賀農業高校で2年生13人を対象に「減塩乳和食講習会」を開いた。
JA牛乳「さが生まれ」を使って「ふわふわがんもどき」や「とうもろこしごはん」「切り干し大根の煮物」「バナナカスタードのタルト風」の4品を作り、若い世代に牛乳の利便性と健康的な食生活の大切さを伝えた。
牛乳を使った乳和食は減塩が可能で、日本人に不足しがちなカルシウムを効率よく摂取できる。コロナ禍で牛乳・乳製品の大口需要が減り、消費が伸び悩む中、同協会は高校生などの若い世代に牛乳・乳製品に関する知識と牛乳による減塩効果を伝え、乳和食の普及を目指している。
JAさが担当職員は「県内では約40戸の酪農家が1日40㌧を心を込めて生産している。今日は楽しく受講して牛乳を愛飲してほしい」とあいさつした。
指導した同協会の鷲尾美和普及員は「牛乳を料理に使うことで、うま味やこくが出て減塩もできる。家庭でも乳和食で健康に過ごしてほしい」と呼び掛けた。
生徒らはレシピを確認しながら手際よく料理し「牛乳からカッテージチーズと乳清を作って料理に使ったのは初めて。家族にも作ってあげたい」と笑顔で話した。
写真=「さが生まれ」を使って料理する生徒ら(19日、佐賀農業高校)