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県内トップで田植えスタート/白石町内で「七夕こしひかり」を田植え

さが杵藤/0403七夕こしひかり田植え2.jpg JAさが杵藤エリア白石地区管内で3日、2021年産「七夕こしひかり」の田植えが始まった。10日までに前年並みの178㌶の田植えが完了し、7月下旬に県内トップで新米の収穫を迎える見込みだ。
 田植えを行った白石地区特栽米部会の山崎利幸部会長は「早期米として築いてきたブランドを守りながら、消費者から喜ばれる米を作りたい」と話した。
同地区で生産される「七夕こしひかり」は農薬・化学肥料などを制限した栽培に取り組み、圃場審査をクリアし、佐賀県特別栽培米の認証を目指す。21年産は生産者328人、販売数量630㌧を計画しており、関東、関西、九州を中心に出荷する。
 「七夕こしひかり」は全国でも早期に収穫され、もっちりして甘みがあるのが特徴。毎年、出荷を心待ちにしている消費者も多く、昨年実施した新米キャンペーン応募はがきには「米だけは節約しないで、おいしい七夕こしひかりを10年近く購入している」など、3500通を超える喜びの声が届けられていた。
 白石地区営農経済センター農産課の小川信治係長は「冬場に種入れするため、苗管理が難しいが、病気の発生もなく良質な苗に仕上がった。今後しばらくは深水管理を行い、4月下旬からは初期分けつ確保のために浅水管理の徹底をお願いしたい」と呼び掛けている。

写真=田植えを行う山崎部会長(3日、白石町)