不知火編
不知火栽培の取り組み
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佐賀県で栽培されている不知火
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不知火栽培にチャレンジ
全国的に栽培面積は、温州ミカンからの更新で増加傾向でありますが、中晩柑は高品質で消費者に人気が高い果物です。不知火の栽培面積は全国で5番目の栽培面積です。中晩柑は大玉果で人気があります。佐賀県は温暖化気候を生かして需要期に出荷できる産地として、取引市場からも期待されています。
品種の差がなく高糖度
〇根強い人気の不知火(全国でも栽培面積が多く作られている)
〇遅くまで成らせるため、寒害対策・鶏獣害対策等対応が必要不可欠であり、
寒害対策のため、袋掛け栽培が必要である。
栽培に初心者でも取組みやすい
〇中晩柑は果樹の中でも成長が遅く、収穫までの期間が長い。
〇近年は大玉果栽培であるため、適期管理が必要である。
全国的に中晩柑栽培面積は減少傾向
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販売単価は?
佐賀県産の過去5か年の市場販売単価の推移です。中晩柑は、大玉果生産であるため、2L・3Lが高単価で販売されています。収穫後、予措・貯蔵管理が必要であるが、貯蔵技術が発達しており、ポリ個装等新しい取り組みが実施されています。
中晩柑栽培暦
収益性は?(露地不知火栽培の場合)
技術は確立・指導は万全
栽培技術は確立しています。JAの技術指導員が丁寧に指導にあたり、適期に管理作業を徹底してもらえば3年目で初結実、5年目で成園化ができ、以後20年以上栽培が継続可能であり、水田転換でも栽培が可能であり、温州みかんと複合経営が可能です。
施設と資金対応
栽培については、中晩柑は夏場のかん水が必要になります。高品質生産に向けては、かん水施設の設置を推奨しています。設置については、国や県の補助事業・低金利の融資がありますので、安心して施設の導入が図られます。また、屋根かけ・ハウス栽培も推進しています。
栽培プラン①
栽培プラン②
JAの果樹部会に加入いただくと、県や国の補助事業により果樹棚やトンネル施設・苗木等に対する補助事業等を受けることができます。また栽培や経営の指導を受けることができます。詳しくは最寄のJA・普及センターにご相談ください。