家庭菜園のススメ

HOME>家庭菜園のススメ>2010年>5月>ゴーヤで作る緑のカーテン

ゴーヤで作る緑のカーテン

ゴーヤで作る緑のカーテン(植付け〜誘引)

植物で作る緑のカーテンは、夏場の室内の温度上昇を防ぐことや、緑の癒し効果もあり注目されています。
今回育てるゴーヤは、管理の手間がかからず、虫も付きにくく、育てやすいのが特徴です。花壇が無い場所では、プランターを並べることで栽培できます。
7月頃に収穫できるゴーヤは、料理で楽しみましょう。

動画で見る

作業手順

  1. 1-1
    手順1-1
    準備するもの1
    ゴーヤ苗(今回、5mの花壇で10株)、支柱(苗の数と同じ)、有機石灰、堆肥、肥料(今回、元肥として骨粉35%入り油かすを使用)。
  2. 1-2
    手順1-2(プランターの場合)
    準備するもの2(プランターの場合)
    プランターで栽培する場合、プランター、ぼら土、培養土(肥料入り)を準備する。
  3. 2
    手順2
    花壇(今回、長さ5m、巾20cm)の場合、まず最初に土を起こし、やわらかくする。
    (プランターの場合、ぼら土を3cmほど敷き、培養土を8割ほど入れる。=以下、プランタ使用の場合は“プラ=○○○”と表記。)
  4. 3
    手順3
    土作りのため有機石灰を、手に一掴み約50gで1㎡あたりに5〜6、約250〜300gを施す。有機石灰を使用することで、すぐに植え付けが出来る。
    (プラ=必要無し)。
  5. 4
    手順4
    有機質の堆肥を、1㎡に約2〜3kg施す。(スコップ一杯で約1kg)
    (プラ=必要無し)
  6. 5
    手順5
    元肥として骨粉入り油かすを、1㎡に約300〜350g施す。(手で一掴み約50g)
    (プラ=肥料入り培養土の場合必要無し。肥料無しの場合は、培養土20リットルに対し小さじ1杯程度を入れよく混ぜ合わせる)
  7. 6
    手順6
    三本鍬でよく耕起(こうき)し、有機石灰、堆肥、土をよくまぜる。
    (プラ=必要無し)
  8. 7
    手順7
    苗の間隔は40〜45cm。ポットをひっくり返し手にとり、根はほぐさずに、そのままポットの土の高さまでしっかりと植える。
    (プラ=植え付け間隔が40〜45cmほどになるようプランターを並べる)
  9. 8
    手順8
    誘引する。今回の場所では、最初にフェンスまで誘引し、その後、屋根までをネットなどで誘引する。
    家の縁側やテラスなど、場所にあわせて長い支柱や誘引ネットを使う。
    (プラ=上記と同様)
  10. 9
    手順9
    植え付け後はたっぷりと水を与える。一週間くらいは、株元が乾いたら与える。その後は水やりを控え、乾燥ぎみにすることで、根の張りを良くする。
    (プラ=上記と同様)

ゴーヤで作る緑のカーテン2(誘引・枝の整理〜収穫)

約2週間経ち、ある程度の大きさに成長したら、緑のカーテンが屋根まで届くよう、誘引ネットを張ります。
また、根元の葉は取り除き、風通しをよくしましょう。

苗の植え付けから約2ヶ月で収穫できます。
美味しいゴーヤを楽しみながら、夏の日差しを和らげてくれる「緑のカーテン」で、エコな夏を過ごしてみましょう。

動画で見る

作業手順(誘引・枝の整理)

  1. 10
    手順10
    約2週間後、ある程度の大きさに育ったら、緑のカーテンが屋根まで届くよう、誘引ネットを張る。
  2. 11
    手順11
    地上から約30cmまでの高さにある側枝はすべて取り除き、風通しを良くすることで、病害虫の発生を防ぐ。
    また、下部にはきれいな実が生らないため。

作業手順(収穫)

  1. 12
    手順12
    梅雨も明け、7月の強い日差しの中、現在ネットの空いている部分へ向かって蔓が伸びている状態。
    これまでに、一度も消毒をしていないが、害虫や病気の発生は無い。
    また、枝の整理も下30cm部分を取り除いた以後、手間をかけていない。
  2. 13
    手順13
    緑のカーテンの完成はまだだが、収穫できるゴーヤの実はついている。
    収穫の目安は、実の長さが手を広げた幅くらいで行う(品種により異なる)
    収穫が遅れると、中の種が変色したり、実が割れたりし、食べられなくなる。

※今後もさらに蔓は伸び緑のカーテンは完成。実も収穫できる。
※10日に1回、化成配合肥料(16-16-16))を1株に対し約50g(手に一掴み)程度与える。