佐賀の農畜産物

果樹・ウメ

ウメ

梅花1 梅花2

春の訪れを感じる2月。伊万里市の藤の尾梅園をはじめ、小城市の牛尾梅林、武雄市の御船ヶ丘梅林などで梅の花が咲き始め、白やピンクの色彩が訪れる人々を楽しませます。

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梅花

▲満開の梅

佐賀県産「ウメ」

▲佐賀県産「ウメ」

梅

▲梅干し用の大梅

個性

小城市の牛尾地区は、5月上旬から出荷される「日本一早い梅」として高い評価を受けており、全国的にも有名です。「光陽」などの小梅に始まり、「白加賀」や「秀梅」などの青梅が栽培されています。
また、県内最大のう梅の産地であるいまりいまり伊万里市では「南高」や「古城」などの大梅を主体に栽培され、梅干しなどに加工、販売されています。

健康

梅は元気回復の特効薬として古くから日本人に愛されてきました。梅といえば強烈な酸味。この酸味には、健康効果が高いクエン酸やリンゴ酸、コハク酸などなど多くの有機酸が含まれており、特にクエン酸には、体を動かすことでできる乳酸という疲労物質の蓄積を防ぐ働きがあり、疲労を予防します。また、たんぱく質やでんぷん、脂肪を効率よく燃焼させ、新陳代謝を促す疲労回復効果があります。
その他、肝機能回復、消化促進、整腸作用、老化防止など様々な効果が期待できます。

選び方

梅干を作る際に梅を選ぶポイントは、肉厚かつ色鮮やかで、傷がないものを選びます。黄色く熟したもので、少し赤みを帯びたくらいが良いです。

由来

中国原産とされています。日本へは奈良時代に遣唐使が中国より観賞用に持ち帰ったとされ、江戸時代に様々な品種改良を施し、観賞用の花梅や食用に実を採取する実梅が作られました。明治から大正にかけて、実梅の栽培が盛んになりました。

データ

品種 『白加賀』 『秀梅』 『南高』 『古城』 『光陽』など
主な出荷先(地方) 関東・関西・九州

主な産地(JA・地区名、合計)

JAさが(佐城地区・みどり地区)、JA伊万里
合計約313t(令和5年度実績)

出荷時期(小梅大梅

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写真提供:佐賀県観光連盟