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食と農業

レンコン

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 昔話や物語などで、子供が大きな蓮の葉を雨傘代わりにしている風景を描かれていることがありますね、その蓮の地下茎が育ったものがレンコンなのです。
 有明海を包み込むように広がる佐賀平野や白石平野は、長年の干拓によって広げた農地で「重粘土質」という独特の土壌です。砂地が多い他産地にくらべ、地力が高くこの好条件が全国屈指の高品質に育てます。
 なかでも、大正11年に栽培を始められた福富町では、昭和22年に福富町出荷組合を結成して以来、将来を見据えた特産地形成の先駆として、現在の白石町(旧白石町・福富町・有明町が平成17年1月1日に合併し誕生)を「しろいしレンコン」の一大産地へと導きました。
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▲佐賀県産 レンコン
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▲蓮の花
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▲栽培風景
 
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 糸ひきが良く、ホクホク、モチモチとした食感が佐賀レンコンの人気の秘密です。
 鮮度を保つため、きめ細かな土をつけたまま出荷する「泥付きレンコン」は、光や空気から守る保湿の役目も果たし日持ちを良くします。
 
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 何だか、栄養がなさそうなレンコンですが、それは大間違い!ビタミンCはレモンの約2/3もあるし、便秘に有効なペクチンやヘミセルロースといった食物繊維も豊富に含み、腸内でコレステロールを吸着して排泄してくれるんです。
 また、粘り気の糸の正体はムチンという糖たんぱく質で、滋養強壮作用があり、胃腸の粘膜を強くする働きもあります。そのほか、タンニンも含まれ、消炎止血作用があり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などに効果があります。もっと、普段から食べたい野菜ですね。
 
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 最盛期は、12月ですが、6月に収穫するハウスレンコンや、8月・9月に収穫する早生レンコンは、柔らかくあっさりした美味さです。
ふっくらと太くて重みがあり、洗ってある物より泥つきのものがよいでしょう。切ってあるものは、切り口が汚れておらず、白くて穴が小さいものを選びます。
 レンコンの変色を防ぐには、切ったらすぐにラップで包むか水にさらすこと。5%以下の酢水にさらすと色が白く保てます。
 
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 原産は中国という説やエジプト、食用としてはインド…と幾説かあるようです。日本へは中国から伝えられ、食用として本格的に栽培されたのは明治以降から。食用にする国は日本や中国などわずかな国で、日本ではおせち料理に欠かせない「見通しがきく」と、縁起が良い食べものとして重宝されてきました。

データ

品種 『榎本種』 『清秀』 『成蹊』 『金澄』 『岩国』など肉質や色、形の違いで12~3種類
主な出荷先(地方) 福岡 佐賀
主な産地(JA・地区名、合計)
JAさが(佐城地区・みどり地区・白石地区)、佐城地区
合計約1,411 t(平成25年度販売実績)
出荷時期(ハウス露地

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成分表 生(100g中)
エネルギー
(kcal)
タンパク質
(g)
炭水化物
(g)
カルシウム
(mg)

(mg)
カロテン
(ug)
66 1.9 15.5 20 0.5 3
ビタミンB1
(mg)
ビタミンB2
(mg)
ビタミンC
(mg)
ビタミンE
(mg)
コレステ
ロール
(mg)
食物繊維
(g)
0.10 0.01 48 0.6 0 2.0
参照/科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」より

 

収穫の様子を動画でチェック!!

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