佐賀の農畜産物

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果樹・梨(ナシ)

梨(ナシ)

伊万里市をはじめ、県内で栽培される梨は、「幸水(こうすい)」という品種がメイン。トンネル栽培の「幸水」は、7月中旬に出荷をスタート。その後、露地ものが下旬からお盆前まで。お盆明けから9月上旬まで出荷する「豊水(ほうすい)」と、九州の暖かさのおかげで、東京市場へ向けいち早く出荷することが出来ます。
主力品種の「幸水」は、酸味が少なくさわやかな甘さ。「豊水」は、幸水より若干酸味があり、酸味とのバランスがさっぱりとした甘さでおいしい。全国でもまだ珍しい「あきづき」は、糖度が高くて酸味が少なく、果肉のキメが細やかで果汁の豊富さと最上級の食味が注目されている品種。大きな果実のわりに姿形が良いのも人気の秘密です。
「愛宕(あたご)」は1玉が1kg以上にもなるビッグな梨で、果肉がやわらかくとろけるような甘さです。

なし

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ナシの花

▲ナシの花

佐賀県産ナシ

▲佐賀県産 ナシ

個性

夜になると、梨園を浮かび上がらせる黄色い光。これは、「忌避灯(きひとう)」という、虫が嫌がる光です。昔は、一個ずつ果実に袋を掛けて害虫から果実を守っていましたが、今ではこの忌避灯のおかげで袋掛けの手間もはぶけ、昼間の太陽の光をたっぷりとあびることができるようになりました。

健康

梨の80~90%は水分。その果汁は加糖を含み、体を冷やす働きがあります。食欲増進や疲労回復に役立ち、「カリウム」は利尿作用が、シャリシャリとした食感のもと「ペントザン」は食物繊維の一種で腸の働きをサポート。また、「タンニン」はアルコールと結びつき排泄を促進します。

選び方

色ツヤがよく、お尻の張りが大きく重量感があるものを選びましょう。

由来

日本での栽培はとても古く、平安時代の持統天皇が栽培を推奨いていたことが、「日本書記」に書かれているそうで、日本に自生していたのではと言われています。その後、中国からも入ってきますが、区別するため「唐梨」と呼びました。

データ

品種 『幸水(こうすい)』 『豊水(ほうすい)』 『あきづき』 『新高(にいたか)』 『新興(しんこう)』 『愛宕(あたご)』
主な出荷先(地方) 関東・関西・九州

主な産地(JA・地区名、合計)

JAさが(佐城地区・みどり地区)、JAからつ、JA伊万里
合計約2,443t(令和3年度実績)

出荷時期

成分表 生(100g中)

エネルギー {kcal) タンパク質 {g) 炭水化物 {g) カルシウム {mg) 鉄 {mg) カロテン {ug)
43 0.3 11.3 2 0 0
ビタミンB1 {mg) ビタミンB2 {mg) ビタミンC {mg) ビタミンE {mg) コレステロール {mg) 食物繊維 {g)
0.02 - 3 0.1 0 0.9

参照/科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」より

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写真提供:佐賀県観光連盟