野菜・小ネギ
佐賀県産小ネギ発祥の地は、佐城地区管内の佐賀市大和町の松梅で、その実績は農林水産大臣賞にも輝いたほどです。
現在では、その栽培技術を確実に伝承し、県内各地区へと広まり、唐津市の松浦東部地区(浜玉町・七山)が一大産地を形成しています。
色と香りの優れた佐賀県産小ネギは、雨よけ栽培で一年を通して生産し消費者へお届けしています。また、大消費地へは一部空輸するなど、新鮮さにもこだわります。
▲ハウス内
▲佐賀県産 小ネギ
健康
鮮やかな緑色と、独特の香りで食欲を増進させてくれる小ネギ。この香りの成分はタマネギやニンニクと同じ硫化アリル化合物「アリシン」という成分です。ビタミンB1の吸収を高める働きがあるので、疲労蓄積を防ぐなど様々な効果があります。
薬味として定番の小ネギは、そこに彩と香りを添えて楽しむ、九州の食文化。とんこつラーメンやそうめん、うどんなど麺類の薬味としてはもちろん、しゃぶしゃぶや水炊きなど鍋物には欠かせません。
近年では、とんこつラーメン人気など食文化の交流や、輸送手段の発達などとともに、小ネギ文化も全国的に広まりをみせているようです。
選び方
緑色が濃く、色の黄色みが無く、全体がシャキッとまっすぐなものを選びます。
由来
中国が原産で、日本では奈良時代に栽培されていた記録があります。
データ
品種 | 『ふくいち』 『ブラックサマー』などによる周年栽培 |
---|---|
主な出荷先(地方) | 関東・中国・九州 |
主な産地(JA・地区、合計)
JAさが(佐城地区・中部地区・東部地区・神埼地区・みどり地区・白石地区
JAからつ、JA伊万里
合計約 1,228t(令和4年度販売実績)
出荷時期
成分表 こねぎ 葉、生(100g中)
エネルギー (kcal) | たんぱく質 (g) | 炭水化物 (g) | カルシウム (mg) | 鉄 (mg) | カロテン (ug) |
---|---|---|---|---|---|
27 | 2.0 | 5.4 | 100 | 1.0 | 2,200 |
ビタミンB1 (mg) | ビタミンB2 (mg) | ビタミンC (mg) | ビタミンE (mg) | コレステロール (mg) | 食物繊維 (g) |
0.08 | 0.14 | 44 | 1.3 | (0) | 2.5 |
出典:五訂日本食品標準成分表(科学技術庁資源調査会)
※店舗によって取り扱い商品は異なりますので、事前に店舗にご確認のうえ、ご来店ください。