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果樹・銀杏(ぎんなん)

グリーンに輝く宝石のよう。「銀杏」

9月の初・中旬頃から採取が始まり出荷されます。県内では、嬉野市塩田町が一大産地で、栽培の始まりは昭和49年。その後も、調査や研究を重ね、昭和63年から平成2年にかけて温州ミカンからの転作として栽培が本格化しました。その他、鹿島市や小城市でも栽培されています。

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佐賀県産「銀杏」

▲佐賀県産「銀杏」

宝石のようなグリーンの実

▲宝石のようなグリーンの実

個性

佐賀の自然に身をまかせゆったりと育った銀杏は、完全な無化学肥料・無農薬だから安心。香りが強くふっくらと張りがあります。殻いっぱいに詰った実を取り出せば、まるでグリーンに輝く宝石のようです。

健康

生の栗と比較して、繊維、カリウムは少ないですが、良質なタンパク質、脂質、リンは多く、特にビタミンAは他の種実類よりいっそう多く含み、滋養強壮に効果があると言われ、中国では不老長寿の健康食として伝わっています。
また、古くからセキ止めやタンをとり肺を温めるとされ、喘息の症状に対する鎮咳去痰作用など薬効があるとされています。ただし、微量ではありますが、青酸配糖体を含んでいるため一度に大量に取ると危険だとも言われます。おいしいからと言って食べ過ぎには気をつけましょう。

選び方

殻に走る線を縦にして、左右にふっくらと張りがある物を選びましょう。採取されてからの時間の経過も大切です。早いほど実が淡い緑色で香りが強く、時間の経過に従い香りは弱く黄色くなります。
茶碗蒸しで見かける程度の銀杏ですが、電子レンジを使えば簡単お手軽に食べることが出来ます。普通サイズの封筒に10個ほど入れ、ポン・ポンと半分程度がはじける音がしたら止めます。殻も割れ、渋皮もむきやすくすぐに食べられます。

由来

生きる化石とも呼ばれる銀杏は、ジュラ紀から白亜紀に最も繁栄した植物で、1億年以上も前から生き続けている植物です。ほとんどの動植物が絶滅した氷河期に、比較的に暖かかった中国地方で絶滅を免れたと考えられており原産は中国と言われますが、定かではありません。

データ

品種 『久寿(くじゅ)』『藤九郎(とうくろう)』
主な出荷先(地方) 関東・関西・九州

主な産地(JA・地区名、合計)

JAさが(佐城地区・東部地区・みどり地区)
合計約2t(令和4年度実績)

出荷時期

成分表:ゆで(100g中) 薄皮を除いたもの

エネルギー {kcal) タンパク質 {g) 炭水化物 {g) カルシウム {mg) 鉄 {mg) カロテン {ug)
166 4.1 34.5 8 1.1 260
ビタミンB1 {mg) ビタミンB2 {mg) ビタミンC {mg) ビタミンE {mg) コレステロール {mg) 食物繊維 {g)
0.24 0.07 20 1.6 0 2.2

参照/科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」より

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写真提供:佐賀県観光連盟