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1.開発のねらい
普通型コンバインHC1153をモデルチェンジし、転作拡大や大規模経営に対応する、省力化・作業能率に優れた普通型コンバインとして開発した。
2.主な特長
(1)エンジン出力が115PSから117PSに向上した。また、ラジエータ部に冷却リングファン・ダストロータの追加、液晶メータに冷却水温モニタ表示を追加し、長時間安定した作業が行える。
(2)ノークラッチ副変速ボタンを押すだけで機械を止めずに作業速度から移動速度へ変速が可能となった。
(3)チャフシーブ調整・トウミ風量調整が運転席に座りながらダイヤルで調整可能となり、操作性と作物適応性が向上した。
(4)オーガシュータの採用により、コンテナに均一に排出が可能となり、オーガ先端からの作物こぼれも低減した。
(5)ロータ変速を、変速レバーによる3段変速が可能となり、子実コーン対応を行いやすくした。
(6)水分計をオプション設定し、収穫した作物の水分量が即座に把握でき、乾燥調整作業に活用できる。
(7)充電用USB・携帯置きスペース・コンデンサファン逆転機能(ホコリ取り)の装備、キャビン上部作業灯のLED化、尿素タンクカバー、バケットエレベータ掃除ふた、シートスイッチ(Z仕様のみ)の採用により、視界性と操作性を向上した。
(8)直進アシスト仕様(Z仕様)を追加し、長時間作業での軽労化を図るとともに、不慣れなオペレータでも高精度作業が可能となった。

【出荷開始月:令和6年12月(Z仕様以外)】
【出荷開始月:令和7年5月(Z仕様)】
リードタイム120日
1.開発のねらい
FMシリーズコンバインに直進アシスト仕様を追加し、作業性、省力化に貢献するコンバインとして開発した。
2.主な特長
(1)GNSSアンテナおよびIMUを搭載し、直進アシストによる作業負荷の軽減を図った。
ア.作業に合わせて3つの作業モード(条・横モード、往
復モード、一方向モード)から作業方式を選択できる。
イ.基準線(AB点)は機械が自動取得する。
ウ.一方向モードでは、後進時も自動操舵が行える。
エ.パワステ操作により走行経路を左右に調整できる。
オ.ボイスアナ&アラームを搭載し、作業状態の確認が容
易である。
カ.直進アシストモニタ&モード切換ダイヤルを搭載し、
直進アシスト状態の視認性が高く、モード切換も素
早く行える。
キ.緊急回避機構(手動操作優先)、あぜ接近警報機能
(前後進)、ほ場逸脱防止機構を採用し、安全性に優
れる。
ク.エンジンを停止しても一定時間(2時間)システム情
報を記憶できるため、エンジン停止後の作業再開が
迅速に行える。
(2)その他の機能については標準仕様と同じ。
写真はFM575GZCAPLWZ
【出荷開始月:令和8年12月】
1.開発のねらい
HVZ2・3条コンバインをモデルチェンジし、作業時の安全性、快適性、メンテナンス性を向上させたコンバインとして開発した。
2.主な特長
(1)オーガシュータを採用し、手元操作で排出口の向きを調節でき、コンテナへの均一な排出が可能となった(X型)。
(2)ボトルホルダーとオイルホルダーを新たに設定し、作業時の水分補給や各部への注油作業が容易となった。
(3)ステンレス製の打ち抜き網を採用し、耐久性・メンテナンス性が向上した。
(4)各部掃除蓋をパチン錠に変更し、メンテナンス性が向上した。
(5)両手操作式の手こぎ安全装置を新たに採用し、作業時の安全性が向上した。
(6)1台ごとに異なる個別キーを採用し、盗難防止への対応を強化した。
(7)フィードチェンオートストップ機能を採用し、脱こくクラッチを切らなくても刈取部と連動してフィードチェンの停止が可能となった。
(8)3方向に切替可能な注油切替レバーの配置、注油パイプの径拡大により注油によるメンテナンス性が向上した(パイプはFK320、FK323のみ)。
写真はFK217
【出荷開始月:令和8年1月】
備考 在庫限り型式 HVZ211、HVZ215、HVZ218
HVZ220、HVZ319、HVZ323
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