無人ヘリ防除については、国内の食料自給率向上のための農作物の安定生産、農家の高齢化による農作業の省力化・低コスト化には欠かせません。
特に、農業県である佐賀県については、全国に先駆けて無人ヘリ防除を実施し、実績もあります。
現代ならびに未来の子供たちに「日本の食文化」を伝えるため、また今後の日本農業の発展のためにも、地域住民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
一般にヘリ防除については、ポジティブリスト制度の導入により、ドリフト(薬剤の飛散)問題が取り沙汰されております。
これは、有人ヘリ(またはセスナ機)による航空防除に対する問題が大きく、JAグループ佐賀が取り組む無人ヘリ(産業用ヘリ)防除では、適切な操作・防除を行えば特に問題はありません。
しかし、薬剤の飛散がゼロではないため、飛散防止策の徹底を指導しています。
JAさがでは、無人ヘリの整備事業を展開しています。ヤンマーならびにヤマハ無人ヘリの整備資格(3級整備士)を有した3名の整備士が、県内約60機の無人ヘリ整備を実施しています。
また、佐賀県独自の飛行50時間点検を実施し、事故・トラブルの未然防止に努めています。