野菜・ピーマン

佐賀県では主に、夏場の平均気温が25℃前後と穏やかな、標高300m以上の高冷地で栽培されています。
栽培の技術研究も盛んで、味も姿も良いピーマンづくりに取り組み、収量も数年で倍増しました。

▲佐賀県産 ピーマン

▲ピーマンの花

▲栽培風景
個性
やわらかな気候と、山間地の綺麗な水に恵まれた地域で育つピーマンの品種は「サララ」。そのさわやかな名前のように、クセや苦味が少なく、ほんのり甘いのが特徴です。
また、自然にやさしい農業を継続するエコファーマー制度への取り組みも進めています。
健康
ビタミンCやカロテンなどがバランスよく豊富に含まれています。
ピーマン独特のにおいは、ピラジンという成分で、血液が固まるのを防ぎ、脳血栓などの予防に効果的。ビタミンCの美肌効果と合わせ、シミやソバカスに効果がある、メラニン代謝を促進する成分も含みます。
選び方
緑色が濃く、表面に艶と張りがあるものを選びます。変形やへこみは問題ありませんが、色がくすみ、やわらか過ぎるものは古い証拠です。
また、色が濃いものは、ビタミンCが多く含まれていると言われています。
由来
熱帯アメリカが原産で、ナス科のピーマンはトウガラシの仲間。緑色のピーマンは、実は未熟な実で、そのまま完熟するとトウガラシと同じ赤や黄色のピーマンになります。
戦後に多く消費されるようになりました。現在までに、独特の青臭さが苦手な人のために品種改良も進み、青臭さや苦味が少なく、大型から小型、色も赤や黄色などたくさんの種類があります。
データ
品種 | 『さらら』 |
---|---|
主な出荷先(地方) | 九州 |
主な産地(JA・地区名、合計)
JAさが(中部地区・神埼地区)
合計約 241t(令和4年度販売実績)
出荷時期
成分表 生(100g中)
エネルギー (kcal) | タンパク質 (g) | 炭水化物 (g) | カルシウム (mg) | 鉄 (mg) | カロテン (ug) |
---|---|---|---|---|---|
22 | 0.9 | 5.1 | 11 | 0.4 | 400 |
ビタミンB1 (mg) | ビタミンB2 (mg) | ビタミンC (mg) | ビタミンE (mg) | コレステロール (mg) | 食物繊維 (g) |
0.03 | 0.03 | 76 | 0.8 | 0 | 2.3 |
参照/科学技術庁資源調査会編「五訂日本食品標準成分表」より
※店舗によって取り扱い商品は異なりますので、事前に店舗にご確認のうえ、ご来店ください。