くらしのサービス

お役立ち情報

p35_12houritsu_4c.jpg 賃貸借について その4

 今回は賃貸借と借家および借地の違いの説明をします。
 賃貸借契約は貸主がある物の使用収益を借り主にさせることを約束し、借り主がこれに対して賃料を支払うことを約束することで成立します。
 この「ある物」ですが、これが「建物」ということになると借家契約ということになり、「建物を所有する目的の土地」ということになると借地契約ということになります。
 つまり、借家契約や借地契約は民法の賃貸借契約の中の分類であるといってもいいでしょう。
 建物を賃料を得て貸すということになると、その建物の使用目的が、事業のためであるとか、住居のためであるとかは契約の成立には関係ありません。このように建物を使用収益する目的の賃貸借契約は、民法の特別法である借地借家法の対象になります。
 土地を貸すに当たり、借り主がその土地に建物を所有する目的で借りるという場合には借地契約ということになり、これも民法の特別法である借地借家法の対象ということになります。土地の上に建てる建物を事業目的で使用しようとも、住居目的で使用しようとも借地借家法の対象となる点は同じです。
 しかし、土地を借りて資材置き場にするとか、駐車場として使用するとかの場合は、建物所有目的ではありませんので借地契約ではなく、この場合は民法上の賃貸借契約となり、借地借家法の対象とはなりません。
 なお、借地という場合には建物所有目的の地上権契約も含まれ、建物所有目的の賃貸借契約とは効力の点で違いが生じます(このことは追って説明します)。


2017.12.15
このページの上部へ